思ひ塞く(読み)オモイセク

デジタル大辞泉 「思ひ塞く」の意味・読み・例文・類語

おもい‐せ・く〔おもひ‐〕【思ひ塞く】

[動カ四]思いをせき止める。心を抑えつける。
「―・く心のうちのしがらみも堪へずなりゆく涙川かな」〈千載・恋二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「思ひ塞く」の意味・読み・例文・類語

おもい‐せ・くおもひ‥【思塞】

  1. 〘 他動詞 カ行四段活用 〙 心の中で衝動を押えつける。思いをせきとめる。
    1. [初出の実例]「思せく心のうちの滝なれや落つとは見れど音の聞こえぬ〈三条の町〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑上・九三〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む