思種(読み)おもいぐさ

精選版 日本国語大辞典 「思種」の意味・読み・例文・類語

おもい‐ぐさ おもひ‥【思種】

〘名〙
物思いもと心配のたね。
千載(1187)恋一・六八五「日をへつつしげさはまさる思ひ草あふことのはのなどなかるらん〈津守国光〉」
② 思い人。恋人
浄瑠璃・傾城島原蛙合戦(1719)二「更しなとて桔梗が本の太夫職七草四郎がおもひ草」

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