精選版 日本国語大辞典 「急度叱」の意味・読み・例文・類語 きっと‐しかり【急度叱】 〘 名詞 〙 江戸時代、庶民に科せられた刑罰の一種。叱(しかり)の重いもので、厳重に叱責するだけで放免する軽刑。叱と同様、犯罪者本人だけでなく、連座した者にもしばしば科せられた。[初出の実例]「宇右衛門長八儀は急度叱」(出典:徳川禁令考‐後集・第三・巻二五・寛保元年(1741)六月) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の急度叱の言及 【叱】より …公的に叱責して罪をとがめるだけのごく軽い制裁。幕府は叱と急度叱(きつとしかり)の軽重2段階を設け,諸刑罰中の最も軽い刑として武士にも庶民にも適用した。庶民の場合,役所の白洲で奉行,代官などから直接申し渡され,同道の差添人ともども落着(らくちやく)請証文に押印させた。… ※「急度叱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by