ことわざを知る辞典 「恋に上下の隔て無し」の解説 恋に上下の隔て無し 恋は身分の上下によって隔てられるものではない。身分の違う者が愛し合ったとしても不思議はない。 [使用例] 奥さまにお附きの女中がその若殿さまに惚れてしまった。昔からいう通り、恋に上下の隔てはねえ。女は夢中になって若殿様にこすり付いて、とうとう出来合ってしまったというわけだ[岡本綺堂*半七捕物帳|1923] [解説] 古来、高位の者が身分の低い者を見そめ、逆に身分の低い者が高位の者に恋い焦がれることは珍しくありません。身分制度が行く手を妨げても、心の中までは隔てようがないのです。 出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報