恙無(読み)つつがない

精選版 日本国語大辞典 「恙無」の意味・読み・例文・類語

つつが‐な・い【恙無】

〘形口〙 つつがな・し 〘形ク〙 健康である。無事である。故障や異常がない。つつみなし。
※観智院本三宝絵(984)中「けさ師の僧、つつがなくして俄にをはりたり」
唱歌故郷文部省唱歌)(1914)〈高野辰之〉「如何にゐます父母、恙(ツツガ)なしや友がき」

つつみ‐な・し【恙無】

〘形ク〙 無事である。健康である。支障がない。つつがなし。
万葉(8C後)五・八九四「都都美無久(ツツミなク)(さき)く坐して 早帰りませ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android