恩地左近(読み)おんち さこん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「恩地左近」の解説

恩地左近 おんち-さこん

?-? 南北朝時代の兵法家,神職
河内(かわち)(大阪府)恩地神社祠官。元徳3=元弘(げんこう)元年(1331)楠木正成(まさしげ)にしたがい,河内赤坂城に籠城(ろうじょう)して幕府軍とたたかう。建武(けんむ)元年紀伊(きい)飯盛山の攻撃には先鋒として活躍。建武3=延元元年父正成とわかれた正行(まさつら)をともなって河内にかえった。「軍用秘術聴書」「楠兵記」などの楠木流兵法の伝書をのこした。名は正俊。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android