恬淡(読み)テンタン

デジタル大辞泉 「恬淡」の意味・読み・例文・類語

てん‐たん【×恬淡/××澹/××惔】

[名・形動]欲が無く、物事に執着しないこと。また、そのさま。「名利に―な人」「無欲―」
[ト・タル][文][形動タリ]に同じ。「―とした味を持つ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「恬淡」の意味・読み・例文・類語

てん‐たん【恬淡・恬澹・恬&JISEAD2;】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動ナリ・タリ ) あっさりしていて物事に執着しないこと。心やすらかで欲のないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「其性温良、其心貞固、非義弗領。毎好恬淡、遠射憒閙」(出典家伝(760頃)下)
    2. 「聖人は心を恬淡寂漠に休し、智を虚無無為に息てをく也」(出典:清原国賢書写本荘子抄(1530)五)
    3. [その他の文献]〔史記‐秦始皇本紀〕〔大智度論‐一三〕

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普及版 字通 「恬淡」の読み・字形・画数・意味

【恬淡】てんたん

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