朝日日本歴史人物事典 「恭子女王」の解説
恭子女王
生年:永観2(984)
平安中期の斎宮。為平親王と源高明の娘の子。寛和2(986)年8月8日,3歳で斎宮に卜定され,御禊斎を済ませ,永延2(988)年大祓,同年9月20日には一条天皇参席のもとで斎宮群行儀式が行われ,5歳の斎宮は乳母に抱かれて伊勢に下っていった。寛弘7(1010)年父為平親王の死去により退位し,翌年5月25日に帰京したが,その後のことは不明。
(服藤早苗)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報