息切(読み)いきぎれ

精選版 日本国語大辞典 「息切」の意味・読み・例文・類語

いき‐ぎれ【息切】

〘名〙
① 激しい労働や運動または病気などによって呼吸がせわしくて苦しいこと。息が続かないこと。あえぐこと。〔書言字考節用集(1717)〕
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉五「少し心臓をわるくし、時々息切れがする」
② 長続きしないで、途中で止めること。根気が続かないで、やめてしまうこと。
※諷刺文学序説(1946)〈中野好夫〉何故日本風刺文学が出ないのか「その後〈略〉知性的作家にも多少試みはあるが、すべてすぐ息切れがしている」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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