悋惜・吝惜(読み)りんしゃく

精選版 日本国語大辞典 「悋惜・吝惜」の意味・読み・例文・類語

りん‐しゃく【悋惜・吝惜】

〘名〙 (「りんじゃく」とも)
① 物おしみをすること。しわいこと。りんせき
法華義疏(7C前)三「世尊於仏智慧無所悋惜者」
浄瑠璃・最明寺殿百人上臈(1699)含み状「経世が屋敷某望み申せ共、御用場所とてりん惜(シャク)有」
情事に関しての嫉妬悋気(りんき)
※宗祇独吟畳字連歌(室町後)「余所にたれ悋惜(リンジャク)すれば来ざるらん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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