精選版 日本国語大辞典 「悲で傷らず」の意味・読み・例文・類語 かなしん【悲】 で 傷(やぶ)らず ( 「論語‐八佾」の「子曰、関雎楽而不レ淫、哀而不レ傷」から ) 悲しみの情は強いが、度をすごして調和を失うことはない。[初出の実例]「君の心は十分察してゐるわね、けれども哀(カナシ)むで傷(ヤブ)らずだよ、君は細君の為に体を毀しても苦しくないのだね」(出典:多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例