情容赦(読み)なさけようしゃ

精選版 日本国語大辞典 「情容赦」の意味・読み・例文・類語

なさけ‐ようしゃ【情容赦】

  1. 〘 名詞 〙 情をかけて許すこと。情と遠慮。多く下に打消の語を伴って用いられる。
    1. [初出の実例]「勘弁は出来ません。と云ながら、ズカズカと慈悲(ナサケ)容赦も荒荒しく、二枚折の反古張屏風を開け」(出典:英国孝子之伝(1885)〈三遊亭円朝〉四)
    2. 「そこに来かかると情容赦(ナサケヨウシャ)もなくその男を振り捨ててしまった」(出典:或る女(1919)〈有島武郎〉前)

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