惟光(読み)コレミツ

デジタル大辞泉 「惟光」の意味・読み・例文・類語

これみつ【惟光】

源氏物語主人光源氏家来の名。
が、主人の機嫌をとり忠実にその命を守ったところから》幇間ほうかん。たいこもち。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「惟光」の意味・読み・例文・類語

これみつ【惟光】

  1. [ 1 ] 「源氏物語」の主人公光源氏の乳母子で、常にそば近くに仕える従者の名。
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 ( 惟光が光源氏の機嫌をとり、言われるままに動いたところから ) 幇間(ほうかん)をいう。〔評判記色道大鏡(1678)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android