意趣節(読み)イシュフシ

デジタル大辞泉 「意趣節」の意味・読み・例文・類語

いしゅ‐ふし【意趣節】

《「節」は苦情の意》恨みになるようなところ。恨みや難くせ。
「閑心さまも、長兵衛も、切れてしまへば―ないといふもの」〈伎・吾嬬鑑〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「意趣節」の意味・読み・例文・類語

いしゅ‐ふし【意趣節】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「節」は苦情、難癖の意 ) 恨みになるいろいろな点。恨みや難癖。
    1. [初出の実例]「閑心さまも長兵衛も、切れてしまへば意趣節(イシュフシ)ないと云ふもの」(出典歌舞伎傾情吾嬬鑑(1788)序幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android