意趣節(読み)イシュフシ

デジタル大辞泉 「意趣節」の意味・読み・例文・類語

いしゅ‐ふし【意趣節】

《「節」は苦情の意》恨みになるようなところ。恨みや難くせ。
「閑心さまも、長兵衛も、切れてしまへば―ないといふもの」〈伎・吾嬬鑑〉

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関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「意趣節」の意味・読み・例文・類語

いしゅ‐ふし【意趣節】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「節」は苦情、難癖の意 ) 恨みになるいろいろな点。恨みや難癖。
    1. [初出の実例]「閑心さまも長兵衛も、切れてしまへば意趣節(イシュフシ)ないと云ふもの」(出典歌舞伎傾情吾嬬鑑(1788)序幕)

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