愚陋(読み)ぐろう

精選版 日本国語大辞典 「愚陋」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐ろう【愚陋】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) おろかでいやしいこと。また、そのさま。愚劣
    1. [初出の実例]「愚陋にしては論ぜず官の好悪、唯歓ぶ名字か除書に入ることを〈高丘五常〉」(出典:新撰朗詠集(12C前)下)
    2. [その他の文献]〔荘子‐盗跖〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「愚陋」の読み・字形・画数・意味

【愚陋】ぐろう

おろかでつまらない。〔荘子盗跖〕夫(そ)れ規(ただ)すに利を以てすべくして、諫むるに言を以てすべきは、皆愚陋なる恆民の謂(いひ)のみ。

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