愛宕原遺跡(読み)あたごはらいせき

日本歴史地名大系 「愛宕原遺跡」の解説

愛宕原遺跡
あたごはらいせき

[現在地名]福島市荒井

荒川によって形成された中位扇状地に位置。古くから福島市を代表する縄文時代中期の遺跡として知られ、昭和六三年(一九八八)の調査で大規模な縄文時代中期後葉の集落跡であることが判明した。発見された縄文時代中期の竪穴住居跡一三棟のうち一〇棟が複式炉を有しており、大木9式期以前から大木10式期までの複式炉の変遷が理解できる。そのほかに早期末葉―前期初頭および前期の竪穴住居跡各一棟・土坑(フラスコ状土坑四基を含む)・焼土跡が確認されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む