愛欲・愛慾(読み)あいよく

大辞林 第三版の解説

あいよく【愛欲・愛慾】

異性に対する性的な欲望。情欲。 「 -におぼれる」
〘仏〙 対象に強く執着すること。特に、肉親あるいは異性に強く執着すること。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

あい‐よく【愛欲・愛慾】

[1] 〘名〙
仏語。ものをむさぼり愛すること。欲望に執着すること。
教行信証(1224)三「沈没於愛欲広海、迷惑於名利太山」 〔邢劭‐景明寺碑〕
② 性の行為を伴った異性への強い愛。性欲
霊異記(810‐824)中「天女の像に睇(めかりう)ちて愛欲を生じ、心に繋(か)けて恋ふ」
※家(1910‐11)〈島崎藤村〉下「愛慾の為に衰耄(すゐまう)したやうな甥」
[2] (愛欲) 戯曲。四幕。武者小路実篤作。大正一五年(一九二六)発表。同年築地小劇場で初演。佝僂(くる)病の天才的画家を主人公に深刻な三角関係をリアリスティックに追求。

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