衰耄(読み)スイモウ

デジタル大辞泉 「衰耄」の意味・読み・例文・類語

すい‐もう【衰×耄】

[名](スル)年をとって衰えること。老いぼれること。すいぼう。
愛欲のために―したような甥の姿が」〈藤村

すい‐ぼう【衰×耄】

[名](スル)すいもう(衰耄)

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精選版 日本国語大辞典 「衰耄」の意味・読み・例文・類語

すい‐ぼう【衰耄】

  1. 〘 名詞 〙 おとろえおいぼれること。精力が失われ気力をなくすこと。すいもう。老耄
    1. [初出の実例]「年逾八十。気力衰耄」(出典:続日本紀‐養老五年(721)六月戊戌)
    2. [その他の文献]〔宋史‐張永徳伝〕

すい‐もう【衰耄】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「もう」は「耄」の呉音 ) 衰え老いぼれること。すいぼう。
    1. [初出の実例]「愛慾の為に衰耄(スヰマウ)したやうな甥の姿が」(出典:家(1910‐11)〈島崎藤村〉下)
    2. [その他の文献]〔大唐西域記‐二〕

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普及版 字通 「衰耄」の読み・字形・画数・意味

【衰耄】すいぼう

老いぼれ。

字通「衰」の項目を見る

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