慈斤(読み)じきん

精選版 日本国語大辞典 「慈斤」の意味・読み・例文・類語

じ‐きん【慈斤】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「斤」はたちきるの意 ) 文章添削をしてもらうことを敬っていう語。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「再三は小姓によませられ、付墨慈斤(ジキン)ありしも、今ひらきぬれば、此比(このごろ)の人の述作に似かよひたるのみ也」(出典京童跡追(1667)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android