慈斤(読み)じきん

精選版 日本国語大辞典 「慈斤」の意味・読み・例文・類語

じ‐きん【慈斤】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「斤」はたちきるの意 ) 文章添削をしてもらうことを敬っていう語。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「再三は小姓によませられ、付墨慈斤(ジキン)ありしも、今ひらきぬれば、此比(このごろ)の人の述作に似かよひたるのみ也」(出典京童跡追(1667)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android