慧信(読み)えしん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「慧信」の解説

慧信 えしん

1124-1171 平安時代後期の僧。
天治(てんじ)元年生まれ。藤原忠通の子。九条兼実の兄。保元(ほうげん)2年興福寺別当となり,同寺一乗院にはいる。延暦(えんりゃく)寺との争いの際,その対応が衆徒の不満をかい追放される。復帰をくわだて衆徒とたたかい,仁安(にんあん)2年には跡をついだ別当尋範をおそい,大乗院などをやき,伊豆(いず)に流された。承安(じょうあん)元年9月25日死去。48歳。前の法名は覚継

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android