慧信(読み)えしん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「慧信」の解説

慧信 えしん

1124-1171 平安時代後期の僧。
天治(てんじ)元年生まれ。藤原忠通の子。九条兼実の兄。保元(ほうげん)2年興福寺別当となり,同寺一乗院にはいる。延暦(えんりゃく)寺との争いの際,その対応が衆徒の不満をかい追放される。復帰をくわだて衆徒とたたかい,仁安(にんあん)2年には跡をついだ別当尋範をおそい,大乗院などをやき,伊豆(いず)に流された。承安(じょうあん)元年9月25日死去。48歳。前の法名は覚継

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android