天治(読み)テンジ

デジタル大辞泉 「天治」の意味・読み・例文・類語

てんじ〔テンヂ〕【天治】

平安後期、崇徳天皇の時の年号。1124年4月3日~1126年1月22日。

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精選版 日本国語大辞典 「天治」の意味・読み・例文・類語

てんじテンヂ【天治】

  1. 平安時代、崇徳天皇の代の年号。保安五年(一一二四)四月三日に前年の天皇即位により改元、天治三年(一一二六)一月二二日に大治となる。摂政藤原忠通出典は「易緯」の「帝者徳配天地、天子者継天治物」による。

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日本の元号がわかる事典 「天治」の解説

てんじ【天治】

日本の元号(年号)。平安時代の1124年から1126年まで、崇徳(すとく)天皇の代の元号。前元号は保安(ほうあん)。次元号は大治(だいじ)。1124年(保安5)4月3日改元。崇徳天皇の即位にともない行われた(代始改元)。『易緯(えきい)』を出典とする命名。天治年間は、白河(しらかわ)法皇による院政が行われていた。崇徳天皇は1123年(保安4)、父の鳥羽(とば)天皇の譲位を受け、5歳で即位した。崇徳の曾祖父にあたる白河法皇の意向によるもので、1129年(大治(だいじ)4)の白河崩御後は、鳥羽上皇が院政を引き継いだ。

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