(読み)ケン

普及版 字通 「慳」の読み・字形・画数・意味


14画

[字音] ケン・カン
[字訓] おしむ

[字形] 形声
声符は堅(けん)。古い字書にみえず、唐・宋以後、多く仏典にみえる。邪慳・慳貪慳吝のように用いる。

[訓義]
1. おしむ、やぶさか。
2. かたくな、しぶる、かたいじ。

[古辞書の訓]
名義抄〕慳 ヲシム・ムサボル・ヤブサカル 〔字鏡〕慳 ヲシム・ヤウサシ・ムサボル・タシム・モル・ヤブサカル・ネガフ・カタカチ 〔字鏡集〕慳 ヤウサカル・ヲシム・ヤウサシ・ムサボル・タシム・ネガフ・カフ・サカル

[熟語]
慳慳慳嗇慳銭・慳貪・慳慳濫慳悋・慳吝
[下接語]
邪慳・渋慳・天慳・偏慳・老慳

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む