憶感神社(読み)おかんじんじや

日本歴史地名大系 「憶感神社」の解説

憶感神社
おかんじんじや

[現在地名]津島市神守町 上町

佐屋路の逆L字形角で字西大門にしだいもんにある。「延喜式」神名帳の海部あま郡に「憶感オカムノ神社」とある式内社で祭神神。旧郷社。

文徳実録」仁寿三年(八五三)六月八日条に「以尾張国大国霊神、大御霊神、憶感神等、列於官社」とあるのが文献上の初見。「三代実録」貞観七年(八六五)一一月一七日条に「授尾張国従五位下憶感神、従五位上」とあり、尾張国神名帳に「従二位上 憶感名神」、「本国神名帳集説」に「正一位 憶感名神」とある。

神名の読みについて「神名帳考証」は「按、憶感興子上、音訓通○信友按、コノ説ニツキテ考ルニ憶感ハ大カム、子上ハ子カムニテ憶感ハ子上ノ父兄ナドニモヤアラム。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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