懸官(読み)カケヅカサ

精選版 日本国語大辞典 「懸官」の意味・読み・例文・類語

かけ‐づかさ【懸官】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かけ」はかけもちの意 ) 一つの官のほかに他の官を兼ねること。また、その兼ねた官。兼官
    1. [初出の実例]「右大弁、かけづかさ、右近少将、〈略〉うち・とうぐう・院の殿上ゆるされたり」(出典:宇津保物語(970‐999頃)沖つ白浪)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android