兼官(読み)ケンカン

デジタル大辞泉 「兼官」の意味・読み・例文・類語

けん‐かん〔‐クワン〕【兼官】

[名](スル)本来官職ほかに他の官職を兼務すること。また、その官職。兼摂の官。懸官かけづかさ権官けんかん

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精選版 日本国語大辞典 「兼官」の意味・読み・例文・類語

けん‐かん‥クヮン【兼官】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 本官の外に他の官を兼ねること。また、その官。兼摂の官。かけづかさ。権官
    1. [初出の実例]「具官位姓名〈謂。〈略〉仮令。一人兼帯数官。在上唯注其一官。於此皆尽其兼官之類。以此為別〉」(出典令義解(833)公式)
    2. [その他の文献]〔詩経‐小雅・采
  3. 特に、大弁や検非違使別当などの要職を兼ねること。
    1. [初出の実例]「下官超越参議上臈一人師頼、但彼人無兼官之所致歟」(出典:中右記‐嘉承元年(1106)一二月二七日)

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普及版 字通 「兼官」の読み・字形・画数・意味

【兼官】けんかん

兼職

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