戒相(読み)かいそう

精選版 日本国語大辞典 「戒相」の意味・読み・例文・類語

かい‐そう‥サウ【戒相】

  1. 〘 名詞 〙 仏語
  2. 戒について、これを四つに分けて説く、その一つ。戒を守る行為が具体的な姿において行なわれる有様五戒ないし二百五十戒のこと。
    1. [初出の実例]「戒壇走り廻りて、大小の戒相(カイサウ)もみず、犯制のをきてをも弁へずして」(出典:米沢本沙石集(1283)三)
    2. [その他の文献]〔行事鈔‐上一〕
  3. 戒の犯、不犯、または犯した戒の軽重などの相違差別。〔摩訶僧祇律‐四〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android