軽重(読み)キョウジュウ

デジタル大辞泉の解説

きょう‐じゅう〔キヤウヂユウ〕【軽重】

けいちょう(軽重)」に同じ。
「頸械(くびかせ)手杻(てかせ)を入れられ、罪の―を糺(ただ)すらんも」〈太平記・二〉

けい‐じゅう〔‐ヂユウ〕【軽重】

けいちょう(軽重)」に同じ。
「其九人の中に―愛憎と云うことは真実一寸ともない」〈福沢福翁自伝
音声の高低抑揚。日本古来の韻学では、清音で始まる音を「軽」、濁音で始まる音を「重」とし、前者は高く始まり、後者は低く始まるとしている。きょうじゅう。

けい‐ちょう【軽重】

重量の軽いことと重いこと。また、その度合い。重さ。目方。けいじゅう。「品物の軽重を問わず料金は同一」
価値や程度の小さいことと大きいこと。また、その度合い。けいじゅう。「人の命に軽重はない」
軽んずることと重んずること。また、その度合い。けいじゅう。「軽重の差をつける」「鼎(かなえ)の軽重を問う」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

きょうじゅう【軽重】

けいちょう(軽重)」に同じ。
音声を、高いか低いか、下降調か上昇調かなど対比的にいう時に用いられた語。近世になると [o] と [wo] とを対比的にいうのにも用いられた。けいじゅう。
四声、特に平声ひようしよう・入声につしようにそれぞれ二種あることを認めた場合の、その二種の音調の総称。軽は高く始まる音調、重は低く始まる音調をいう。

けいじゅう【軽重】

( 名 ) スル
けいちょう(軽重)」に同じ。 「利勇等が罪の-を正し給はば/読本・弓張月 拾遺」 → きょうじゅう(軽重)

けいちょう【軽重】

( 名 ) スル
〔「けいじゅう」とも〕
軽いことと重いこと。重大なこととそうでないこと。 「事の-をわきまえない発言」
重さ・軽さをはかってみること。軽んずることと重んずること。 「慾徳の上に掛けても-し難き場合なり/鉄仮面 涙香」 → きょうじゅう(軽重)

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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