ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「摩訶僧祇律」の意味・わかりやすい解説
摩訶僧祇律
まかそうぎりつ
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…この14年間にわたる旅行中の見聞を著したのが,《仏国記》つまり《高僧法顕伝》である。建康(南京)の道場寺でブッダバドラ(仏陀跋陀羅)とともに《摩訶僧祇律(まかそうぎりつ)》《大般泥洹経(だいはつないおんきよう)》など6部63巻にのぼる経律を漢訳した後,荆州辛寺で亡くなった。この《摩訶僧祇律》は,やがて《四分律》にとって代わられるとはいえ,北朝では盛んに行われたのであり,《大般泥洹経》は早速に竺道生らによって研究され,涅槃(ねはん)宗成立の契機となった。…
※「摩訶僧祇律」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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