戚々(読み)せきせき

精選版 日本国語大辞典 「戚々」の意味・読み・例文・類語

せき‐せき【戚戚・慼慼】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. 心配し、悲しむさま。うれえてこせこせする様子。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「窮して戚々たらず、天命を楽む」(出典:金色夜叉(1897‐98)〈尾崎紅葉〉続)
    2. [その他の文献]〔論語‐述而〕
  3. したしくするさま。〔広益熟字典(1874)〕 〔詩経大雅・行葦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android