戸口上村
とのくちかみむら
[現在地名]鯖江市上戸口町
血ノ川上流にあり、水谷山・城山・広野山に囲まれる。当村から三嶺村を経て一乗谷鹿俣(現福井市)へは三峰坂、西大味(現福井市)へは戸口坂、別所の氏神横へは大久保坂、同村南端へは三原坂越で通じる。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図では戸口村に含まれる。正保郷帳に村名がみえ、田方三八〇石余・畠方一二〇石余。戸口三ヵ村のなかでいちばん大きな村である。初め福井藩領、貞享三年(一六八六)幕府領、享保五年(一七二〇)鯖江藩領となる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 