ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「所定内労働時間」の意味・わかりやすい解説 所定内労働時間しょていないろうどうじかんscheduled working hours 各事業所の就業規則で定められた始業時刻と終業時刻の間の,休憩時間を除いた実労働時間をいう。所定内労働時間の長期的な推移を見ると,1970年代前半まで大幅に短縮した後,76年以降は緩やかな減少傾向となったが,88年以降減少率は再び大きくなっている。このように所定内労働時間の短縮が進んだ理由としては,88年4月の改正労働基準法の施行,および 89年に公務員や金融機関の完全週休2日制が実施されたこと,さらに人手不足・人材確保対策として企業が時短を推進したことなどが考えられる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by