手も足もない(読み)てもあしもない

精選版 日本国語大辞典 「手も足もない」の意味・読み・例文・類語

て【手】 も 足(あし)もない

  1. ( 「あし」は銭の意 ) 一文なし。素寒貧(すかんぴん)
    1. [初出の実例]「江戸まはしの酒つみたる船五そうまで打くだき、手もあしもないしあはせになり」(出典:浮世草子・好色万金丹(1694)一)
  2. 方法手段がない。どうしようもない。手も力もない。
    1. [初出の実例]「道とも、しらず泣つくす、吉三郎ははぬけ鳥手もあしもなき心ちして。漸そっとにじり出」(出典:浄瑠璃・八百屋お七(1731頃か)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む