手を束ね膝を屈む(読み)テヲツカネヒザヲカガム

デジタル大辞泉 「手を束ね膝を屈む」の意味・読み・例文・類語

つかひざかが・む

抵抗しないで屈服する。また、機嫌をとる。
東八箇国大名高家―・めずといふ者なし」〈太平記一一

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精選版 日本国語大辞典 「手を束ね膝を屈む」の意味・読み・例文・類語

て【手】 を 束(つか)ね膝(ひざ)を屈(かが)

  1. 抵抗しないで屈服する。
    1. [初出の実例]「其威遠近に振ひしかば、東八箇国の大名・高家、手を束(ツカ)ね膝を屈(カガメ)ずと云者なし」(出典:太平記(14C後)一一)
  2. お世辞を使って追従(ついしょう)し、機嫌をとる。
    1. [初出の実例]「貧者あつまり、手をつかね膝をかがめもてはやしけり」(出典:咄本・醒睡笑(1628)四)

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