手助(読み)てだすかり

精選版 日本国語大辞典 「手助」の意味・読み・例文・類語

て‐だすかり【手助】

〘名〙 てだすけとなること。労力の省けること。助勢を得てその仕事などが楽になること。
※俳諧・毛吹草(1638)五「吹風や扇をつかふ手だすかり〈貞盛〉」
浄瑠璃・源氏冷泉節(1710頃)下「法眼さまの手だすかり代脈にも出る様に」

て‐だすけ【手助】

〘名〙 仕事などをたすけること。手伝うこと。また、その人。
※春のみやまぢ(1280)八月二六日「一人御てたすけのために参るべき由仰下さる」
※恋の重荷(1956)〈中村真一郎〉「彼女がたまった事務を片附けるのを手助けした」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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