手懲(読み)てごり

精選版 日本国語大辞典 「手懲」の意味・読み・例文・類語

て‐ごり【手懲】

  1. 〘 名詞 〙 たいそう懲りること。すっかり懲りること。
    1. [初出の実例]「東国の勢共、両日の合戦に手ごりをして、今は城を攻んとする者一人もなし」(出典:太平記(14C後)三)
    2. 「影武者では、いつも手懲(テゴ)りをした我々」(出典歌舞伎茶臼山凱歌陣立(1880)大詰)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android