てご

精選版 日本国語大辞典 「てご」の意味・読み・例文・類語

て‐ご

  1. 〘 名詞 〙
  2. 伊豆七島で、第三番目の女子をいう。
    1. [初出の実例]「此嶋にては、長女(そうりゃうむすめ)をにょこ、二女(にばんむすめ)なか三女(さんばんむすめ)をてこ、四女をぐす、〈略〉など呼びて」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)後)
  3. 末の子をいう。多く関東地方で用いる語。〔物類称呼(1775)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

事典 日本の地域ブランド・名産品 「てご」の解説

てご[その他(工芸)]

九州・沖縄地方、宮崎県地域ブランド
小物を入れる背負い式の袋。来歴は不詳であるが、農耕用具としてつくりだされたと考えられている。近隣に自生する菅を主な材料として使用。細かく裂いた菅を縄状にして編んでつくられる。宮崎県伝統工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

世界大百科事典(旧版)内のてごの言及

【編物】より

…この編み方は編物などのなかで最も原初的なものの一つで,世界に広く分布している。山の幸を入れるテゴや背中当てに着る秩父地方のジュロータなどは,この編み方によって作られる。
[とぐろ巻き編]
 この編み方も古く,とくに北アメリカ大陸で発達した。…

※「てご」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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