手掌紅斑(読み)しゅしょうこうはん(英語表記)red palm; palmar erythema

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「手掌紅斑」の意味・わかりやすい解説

手掌紅斑
しゅしょうこうはん
red palm; palmar erythema

手のひらの周辺部,特に親指つけ根のふくらみの部分に顕著な血管拡張性紅斑をいう。肝障害,特に慢性肝炎肝硬変に際して現れることが多く,しばしばくも状血管腫を合併する。肝障害によって血中のエストロゲンがふえる結果毛細血管が拡張して起ると考えられる。紅斑以外に自覚症状はない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android