手業(読み)テワザ

デジタル大辞泉 「手業」の意味・読み・例文・類語

て‐わざ【手業】

手先でする仕事手仕事
ある行為に及ぶこと。手出しすること。
「唐琴さんに―さしゃんしたは」〈伎・韓人漢文〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手業」の意味・読み・例文・類語

て‐わざ【手業】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 手でするわざ。特に、手先の仕業。手仕事。
    1. [初出の実例]「てわさのきぬのころもをたちぬいて」(出典:説経節・説経苅萱(1631)中)
    2. 「茶つみ綿くりなどの手わざをして」(出典:妙好人伝(1842‐52)初)
  3. しわざ。所業。また、ある行為に及ぶこと。
    1. [初出の実例]「世上の人をふみつぶすべき勇体、あっぱれ風雅の武士の手業なるべし」(出典:森川許六宛芭蕉書簡‐元祿七年(1694)二月二五日)

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