仕業(読み)シワザ

デジタル大辞泉 「仕業」の意味・読み・例文・類語

し‐わざ【仕業/為業】

したこと。行為所業所為現代語では、多く人にとがめられるような行為についていう。「あいつの―に違いない」
ならわし。いつものこと。
「巣にみ穴に住む、―これ常となれり」〈神武紀〉
[類語]所業所為

し‐ぎょう〔‐ゲフ〕【仕業】

現場での機械操作や運転・運行の仕事をすること。「仕業点検」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「仕業」の意味・読み・例文・類語

し‐わざ【仕業・為業】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「し」は動詞「する」の連用形から )
  2. あることを行なうこと。また、その行為。多く、意識的に、またある目的をもって行なう行為をいう。
    1. [初出の実例]「一の行(シワサ)の端を以て百(もも)の行を知りぬ」(出典:東大寺諷誦文平安初期点(830頃))
    2. 「是は龍(たつ)のしわざにこそありけれ」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
  3. 常のこと。ならわし。習慣。風俗。習俗
    1. [初出の実例]「民(おほむたから)の心(こころ)朴素(すなを)なり、巣(す)に棲み穴(あな)に住(す)む、習俗(シワザ)惟常(つね)となれり」(出典:日本書紀(720)神武即位前(寛文版訓))
  4. もっぱらそのことを行なうこと。仕事。職業。
    1. [初出の実例]「舟のうち浪の下にぞおいにけるあまのしわざもいとまなのよや〈藤原良経〉」(出典:新古今和歌集(1205)雑下・一七〇二)

し‐ぎょう‥ゲフ【仕業】

  1. 〘 名詞 〙 現場での機械操作や運転・運行の仕事をすること。

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