手纏(読み)タマキ

デジタル大辞泉 「手纏」の意味・読み・例文・類語

た‐まき【手×纏/環/×鐶】

《手に巻くものの意》
上代装身具。玉や鈴にひもを通して手に巻いたもの。くしろ。
弓を射るとき、左のひじを覆う籠手こて弓籠手ゆごて。〈和名抄

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精選版 日本国語大辞典 「手纏」の意味・読み・例文・類語

て‐まとい‥まとひ【手纏】

  1. 〘 名詞 〙 身辺につきまとって、その人の自由な行動を妨げること。身にまつわりついてじゃまになること。また、そのもの。足手まとい。
    1. [初出の実例]「ただ、つゆのことにつけても、御す行をぞてまとひし給」(出典:有明の別(12C後)一)

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