手背(読み)シュハイ

デジタル大辞泉 「手背」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐はい【手背】

手の甲
「娘は軽く我―をたたき」〈鴎外訳・即興詩人

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精選版 日本国語大辞典 「手背」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐はい【手背】

  1. 〘 名詞 〙 手のうら。手の甲(こう)
    1. [初出の実例]「脾脈。在手背近指之処」(出典解体新書(1774)三)
    2. 「娘は軽く我手背を敲き、例の玉のつぶて二つ投げかけしのみなれど」(出典:即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉謝肉祭の終る日)
    3. [その他の文献]〔宋史‐仁宗紀〕

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世界大百科事典(旧版)内の手背の言及

【手】より

…手根と中手とは骨格でははっきり区別されるが,外形的には続いていて境界はない。両者合わせて軽くへこんだ皿状をなし,その凹面(前面)を〈手掌(しゆしよう)palm〉〈手のひら〉または〈たなごころ〉といい,凸面を〈手背back of the hand〉または〈手の甲〉という。指は5本あって,これを橈骨の側から尺骨の側へ順次に〈第1指,母指,親指〉〈第2指,示指,人差指〉〈第3指,中指(ちゆうし∥なかゆび)〉〈第4指,薬指(やくし∥くすりゆび)〉〈第5指,小指(しようし∥こゆび)〉と呼ぶ。…

※「手背」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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