手蔵田2遺跡(読み)てぐらだ2いせき

日本歴史地名大系 「手蔵田2遺跡」の解説

手蔵田2遺跡
てぐらだ2いせき

[現在地名]酒田市手蔵田 小堤

手蔵田集落周辺は十数ヵ所の遺跡が確認されており、2遺跡は集落西部の北側、標高約五メートルの水田にある。昭和三二年(一九五七)に曲物に入った古銭七千二〇五枚が出土、銭貨銘による初鋳年は咸淳元宝(一二六五年)が最新であった。奈良時代から室町時代までの遺跡で平安時代の集落が認められた。圃場整備事業のため昭和五九―六〇年に発掘調査し、掘立柱建物八棟は一〇世紀に属するが、その後半以降になると柱が細くなり礎板をもつことが知られた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android