才乙村
さいおとむら
[現在地名]芸北町才乙
大利原村の東に位置し、冠山(一〇〇二・九メートル)・一兵山家山(九五一・七メートル)と天狗石山(一一九一・八メートル)の山麓の間を大利原村へ流れる滝山川上流に沿って標高七〇〇メートルの高地に集落が点在。東は大暮村、北は石見国都川村(現島根県那賀郡旭町)に接する。村名は「梭の音の聞へたる地なるが故梭の音村と申候」と伝える(国郡志下調書出帳)。元和五年(一六一九)の安芸国知行帳では高一五四・八四石。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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