打ち平める(読み)うちひらめる

精選版 日本国語大辞典 「打ち平める」の意味・読み・例文・類語

うち‐ひら・める【打平】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]うちひら・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙
  2. 物質を打って平らにする。
    1. [初出の実例]「鉗鎚で打ひらめ打まるめて」(出典:玉塵抄(1563)一三)
  3. 平たく表現する。平易にする。また、特に連歌で、句や言葉を通俗的なものにする。
    1. [初出の実例]「料足をだし合たるよりあひに ふたりのれんがうちひらめたり」(出典:俳諧・竹馬狂吟集(1499)一〇)
    2. 「ほのぼのとの歌は打聞えたる所は余に余にやすく打ひらめたるやうの物也」(出典:白髪集(1563))
  4. 打ち込む構えで右側にそらした抜き身の刀剣を持つ(日葡辞書(1603‐04))。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android