鉗鎚(読み)ケンツイ

デジタル大辞泉 「鉗鎚」の意味・読み・例文・類語

けん‐つい【××鎚】

《「鉗」は金ばさみ、「鎚」は金づちの意》禅家で、師僧弟子を厳格に鍛え、教え導くことをたとえていう語。

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精選版 日本国語大辞典 「鉗鎚」の意味・読み・例文・類語

けん‐つい【鉗鎚】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「鉗」は金を挟むやっとこ、「鎚」は金づちの意 ) 仏家で、師僧が弟子を鍛練する手段にたとえていう。弟子に対する師の厳格な教導
    1. [初出の実例]「さてしたたかな鉗鎚(ケンツイ)下ではないか」(出典:巨海代抄(1586‐99)上)
    2. [その他の文献]〔蘇轍‐贈方子明道人詩〕

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