打ち折る(読み)うちおる

精選版 日本国語大辞典 「打ち折る」の意味・読み・例文・類語

うち‐お・る‥をる【打折】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙
    1. たたいて折る。また、物に当てたりして折る。
      1. [初出の実例]「十握(とつか)の剣(つるぎ)索取(こひとり)て打折(ウチヲリ)三段(みきだ)に為(なし)て」(出典日本書紀(720)神代上(水戸本訓))
    2. ( 「うち」は接頭語 ) 勢いよく折る。くじく。
      1. [初出の実例]「惣て翼打ち被折て、難堪く、術无く候ふ」(出典:今昔物語集(1120頃か)二〇)
  2. [ 2 ] 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙うちおれる(打折)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android