うち‐ふる・う‥ふるふ【打振】
- 〘 他動詞 ハ行四段活用 〙 ( 「うち」は接頭語 )
- ① =うちふる(打振)①
- [初出の実例]「かけ竹うち割りなどして、いと神々しうしたてて、うちふるひ祈ることども、いとさかし」(出典:枕草子(10C終)二五九)
- ② =うちふる(打振)②
- [初出の実例]「はだかなるわが身にかかるしら雪はうちふるへども消えせざりけり」(出典:古本説話集(1130頃か)四〇)
- ③ 「うちふるいて」の形で、あるだけの人員を全部動員して事にあたるさまをいう。
- [初出の実例]「打ふるうて出仕したらば、何たる乱かでかうずをうぢゃ程にぞ」(出典:古活字本毛詩抄(17C前)一八)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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