打ち継ぐ(読み)ウチツグ

デジタル大辞泉 「打ち継ぐ」の意味・読み・例文・類語

うち‐つ・ぐ【打ち継ぐ】

[動ガ四]あとに続く。引き続く。
大臣殿おほいどのに―・ぎ奉りては、この君ぞ幸ひおはしましける」〈落窪・四〉

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精選版 日本国語大辞典 「打ち継ぐ」の意味・読み・例文・類語

うち‐つ・ぐ【打継】

  1. 〘 自動詞 ガ四段活用 〙
  2. ( 「うち」は接頭語 )
    1. (イ) 後に続く。
      1. [初出の実例]「左大臣うちつぎてまゐりて」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開下)
    2. (ロ) つぎ合わせる。つなぐ。
      1. [初出の実例]「四巻経書奉るべき紙、経師に打つがせ」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)八)
  3. すぐ後に続いて打つ。
    1. [初出の実例]「他九軒の火消屋敷もこれを打継(ウチツギ)等しく早半鐘を鳴さば」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈条野有人〉初)

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