デジタル大辞泉 「打っこ抜く」の意味・読み・例文・類語 ぶっこ‐ぬ・く【▽打っこ抜く】 [動カ五(四)]1 突き抜く。また、仕切りをとりのぞいて続かせる。ぶちぬく。「山を―・いて隧道ずいどうをつくる」2 勢いよく抜き去る。「釘を―・く」3 間を抜いてとばす。転じて、休演する。「一日位―・いても宜う御座えやす」〈人・春色江戸紫・初〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「打っこ抜く」の意味・読み・例文・類語 ぶっこ‐ぬ・く【打抜】 〘 他動詞 カ行五(四) 〙① 突きぬく。ぶちぬく。また、型などで打ち抜く。[初出の実例]「形へ入れて打(ブッ)こ抜こうと思ったが」(出典:落語・素人茶道(1893)〈三代目春風亭柳枝〉)② 間をとばす。中間をぬく。また転じて、休演する。[初出の実例]「一日位ぶっこ抜いても宜う御座えやす」(出典:人情本・春色江戸紫(1864‐68頃)初)③ いう。しゃべる。ぬかす。[初出の実例]「アレ、又大仰をぶっこ抜(ヌ)くワ」(出典:歌舞伎・桜姫東文章(1817)五幕)④ 続けてする。⑤ 追い抜く。追い越す。[初出の実例]「三日間のレースをぶっこ抜いて連勝する事も少くない」(出典:内輪外輪(1966)〈新橋遊吉〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by