デジタル大辞泉 「大仰」の意味・読み・例文・類語 おお‐ぎょう〔おほギヤウ〕【大仰/大形】 [名・形動]1 大げさなこと。また、そのさま。誇大。「―な言い方」2 (大形)規模や計画の大きいこと。また、そのさま。「万事―になりて金銀を惜しまず」〈浮・禁短気・六〉[類語]誇大・大袈裟おおげさ・オーバー・大層・事事ことごとしい・仰仰しい・針小棒大・尾鰭おひれを付ける・御大層らしい・大層らしい・見栄を張る・虚勢を張る・気を持たせる・もったい振る・体裁振る・勿体臭い・気取る・澄ます・格式張る・背伸び・思わせ振り・科しなを作る・大人振る・見せ掛け・見せ掛ける・行い澄ます・取り澄ます・飾り気・虚栄・自意識過剰・お高くとまる・お高い・芝居がかる・猫かぶり・猫をかぶる・尤もっともらしい 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「大仰」の意味・読み・例文・類語 おお‐ぎょうおほギャウ【大仰・大形・大業ゲフ】 〘 名詞 〙 ( 形動 )① 物事の規模や人の気分の持ち方などが大きなこと。また、そのさま。[初出の実例]「さすが足引の大和屋に、としをかさねたるしるしにや大形にしそんじなく物しつかなるゆへ」(出典:評判記・役者評判蚰蜒(1674)出来島頼母)「屋台と云ふ物、〈略〉其始は寛永頃よりも有けるにや、おほぎゃうになりたるは、元祿の頃より始まりたり」(出典:随筆・我衣(1825))② 物事の見かけが実際より大きいさま。実際より大へんなように言ったりしたりすること。また、その事柄。おおげさ。誇大。〔伊達家文書‐天正一七年(1589)一一月二六日・上郡山仲為・和久宗是連署状〕[初出の実例]「斯んな大業(オホゲフ)な虚言(うそ)を吐いて、親父へ心配をかけるといふは倉瀬にも似合(にやは)ない料簡だ」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例